TatsuyaのテクTechブログ

IT技術を中心に勉強したことを書くブログ

Kubernetes Meetup Tokyo #14に参加してきました

先日、Kubernetes(以下、k8s)のユーザ会主催の勉強会「Kubernetes Meetup Tokyo #14」に参加してきました。私がk8sの技術的な部分は詳しくはないため、発表内容の感想が中心になります。

Kubernetes Meetup Tokyo #14

k8sjp.connpass.com

 

・参加理由

 k8sに詳しくない私が参加した理由としては、ITインフラのクラウド化が一般化していく中で、Googleがハイブリッドクラウドクラウド+オンプレ)で使うインフラとしてコンテナ技術、また、コンテナ管理にk8sを使う流れが広がっており、GCP推しの私としてはk8sがどのような場面で使われているのか、実際に広がっているのかを感じたり、知りたかったため。また、最近受けた社内研修でクラウド化の流れで、インフラ設計が必要だが規模的にインフラエンジニアをアサインできない案件も出てくる可能性があると聞き、サーバサイト寄りのエンジニアでもインフラ知識が必要となってきたからです。

 Googleの動きについてですが、私の観測範囲では半年以内に以下のようなニュースがあります。

www.publickey1.jp

www.publickey1.jp

 こちらは2018年7月に開催されたGoogle Cloud Next'18で発表されたニュースです。一つ目がGoogleが提供するマイクロサービスアーキテクチャのベストプラクティスになります(個人的見解)。また、二つ目がGCPのオンプレサービスになります。どちらもk8sをフルマネージドで使えるサービスになっている様で、k8sを普及させることが伺えます。

 

・発表内容&感想

 今回、Quipperさん、ヌーラボさん、Yahooさんの事例の話がありました。前者2社はk8sを入れた理由・運用と課題の話が具体的に聞けて良かったと思います。特に導入理由ですが、両社とも技術的課題が発生したのがきっかけで導入を検討し、各社の状況によりk8s導入決定に繋がったようです。詳細に記述しますと、両社ともk8s導入を検討する背景に、現在利用しているサービス・技術がメンテナンス終了し、移行が必須の状況となりました。Quipperさんでは、CTOがk8sをR&Dで進めていた、使っていたサービスの裏がk8sで動いていた。ヌーラボさんでは世界に開発拠点があり、各国間のコミュニケーションコストが高いため、k8s導入で開発拠点ごとに自由に技術選定ができるようにすることで、コミュニケーションコストを下げたかった。という理由です。

 聴いた感想としては、所属している弊社(中小SIer)でk8sを使うことはすぐ来ることはないかなと思いました。弊社の規模だと世界に開発拠点どころか、1つのシステムに複数の開発チームがあるところが少ない、あっても技術も2~3年前くらいから大手クラウドサービスを利用するようになり、しばらくk8sを入れるきっかけとなる技術的課題やコミュニケーション課題が起きない気がするためです。

 しかし、Googleや他のクラウドベンダーが今後k8sなどのコンテナ技術をユーザ系企業に導入することを提案するため、必要となる状況が発生したときのためにも自主勉強は今後もしていこうと思いました。

あと、最初の理由には書きませんでしたが、自社サービス開発系への転職を考えている私にとっても知識として持っておくのは必要そうですしね。