Lookerの認定資格LookML Developerに合格したので勉強内容を振り返ります。
合格までに3回受験しましたが、合格の決め手になったのは日本語版試験のリリースでした。
LookML Developerとは
Lookerの言語「LookML」を使った開発の知識を持っているか問われる試験です。
試験の詳細は、こちらのリンク先の「LookML開発者」を参照ください。
受験方法
https://www.webassessor.com/looker/ から試験を申し込めます。日本語版と英語版がありますが、試験概要に「Japanese version」と記載されているのが日本語版です。
また、テストセンターか監視付きのリモートでの受験が可能です。私は3回ともテストセンターで受験しました。
試験前のスキル状況
試験勉強を始める前の私のスキルです。
Looker:ある程度のダッシュボード作成までは経験あり。Lookerの各BootCampも1回受講済み。
SQL:Webアプリケーション開発に必要なSQLの知識と実務経験あり。
BI:実務経験なし。プライベートでは自分用の簡単なダッシュボードを作ったことがある程度。
勉強したこと
①各BootCampの再受講
BootCampはクラスルーム形式の研修です。今のところオンラインで受講できました。
LookMLの基礎知識を再学習するために再受講しています。実務経験がない場合、Lookerの開発や運用方法を一通り理解するのに必要だと思います。
②Looker Universityの受講
動画やドキュメント形式でのオンライン学習コンテンツです。自宅での復習及び英語に慣れるために使いました。
③LookMLリファレンスの読み込み
https://docs.looker.com/reference
BootCampでカバーできていないLookMLの仕様や細かい挙動について理解するのに大分読み込みました。特にどこを重点した読んでいたか後述しています。
④LookMLヘルプセンターの読み込み
https://help.looker.com/hc/en-us/sections/360000176767-Troubleshooting
LookMLで発生するエラーの対処方法を知るために読んでいます。
注力したところ
LookMLリファレンスでは主に以下の部分を読むのに時間を割き、Notionに整理して知識を体系化していきました。
①各フィルターの深い理解
Lookerには用途に応じた以下のフィルターがありますが、それぞれのユースケースや動き。
・access_filter
・always_filter
・conditionary_filter
・sql_always_filter
・access_filter
・access_grant
・fields
②PDTとキャッシュ戦略
Lookerで定義したテーブルを永続化するための各トリガーのユースケースとキャッシュ戦略、キャッシュが切れたときの動きなど。
・datagroup
・persist_with
・max_cache_age
・sql_trigger
③LookMLの品質向上とエラー対策
品質の高いLookMLを開発するためのツールの使い方やエラー発生時の対策方法など。
④ユーザーエクスペリエンス向上
ビジネスユーザーやデータ分析者が使いやすいExploerを作るための方法。
英語版と日本語版、両方受験した感想
言うまでもない気がしますが、英語が得意でない人は、理由がない限り日本語版を受験したほうが良いと思います。
不合格となった1回目と2回目ですが、最も大きい原因は英語が読めなくて問題文や回答文を正しく理解できなかったためです。1回目と2回目では勉強したのに点数がほぼ変わらなかったのが、日本語版では勉強以外の要因があったと体感するぐらいには点数が向上して合格しました。
例えば、試験後に分野ごとの正答率を教えてもらえるのですが、Quality分野の正答率は英語版37%→日本語版87%と50%上がってました。
参考ブログ
試験勉強にあたり、以下のブログも参考にしています。
https://dev.classmethod.jp/articles/how-to-pass-lookml-developer-certification/
https://dev.classmethod.jp/articles/lookml-developer-certificate-in-three-weeks/
https://dev.classmethod.jp/articles/be-a-looker-certified-lookml-developer/
最後までお読みいただきありがとうございました。
せっかく試験取ったのでLookerを使う仕事がしたい!