GoogleCloudPlatform(以下、GCP)のユーザー会合同イベント「Dogrun@GoogleCloudNext18 Tokyo」(以下、Dogrun)に参加したのでその模様をご報告。
概要:
GCPの5つのユーザー会による合同イベントで、同日開催されたGoogleCloudNext'18 Tokyoで来日されているGCPのマネージャー達に各プロダクトの質問やリクエストをパネルディスカッション形式で行えるイベントになります。
タイムスケジュールなどはこちらのサイトで。
GCP Dogrun
オープニング:
最初は一つの会場でイベント、ユーザー会に各プロダクトで聞けることの説明がありました。また、ケータリングもありお寿司(これがbq_sushi?)食べたり、ドリンクを飲んだりしながら説明を聞いてました。
イベント説明の様子
各プロダクトのパネルディスカッション:
オープニング後は、部屋に分かれてプロダクトごとのパネルディスカッションです。事前に集めた質問・リクエストをベースに話を進行していきます。
私はroom7のBigQuery&Dataflow部屋に参加しました。他に何の部屋があったのか気になる人は、概要にあるURLへ。
room7では以下のゲスト3人を迎えています。
Jordan Tigani:エンジニアリングマネージャーBigQueryを作ったエンジニアの一人。
Felipe Hoffa:BigQueryのデベロッパーアドボケイト
Sergei Sokolenko:Dataflowのプロジェクトマネージャー
質問とリクエスト内容はツイートしてたのでそれを貼っておきます。8割はツイートできていたはず。残り2割は疲れてきたのと知識不足でツイートできなかった。どれもプロダクトを使い込んでないと出てこない質問・リクエストで、Deepだなと感じました。
Q.UDFをpythonで書けるようにならないか?Red○hiftからBigQueryへ移行するのにそこが面倒くさい。→A.予定はない。CをコンパイルしてUDFへ。 #GoogleNext18
— タツヤ (@stand_arrow) September 19, 2018
Q,Apache BeamのSDK開発のプライオリティはどうなっている? →A.どの言語も公平にはしている。Java開発からpython開発までに2年の間隔があり、それの影響はあるかもしれない。Go等の新しい言語は開発はしている#GoogleNext18 #Dataflow
— タツヤ (@stand_arrow) September 19, 2018
A.続き 1年後には言語ごとの差は埋まっているかもしれない。今はJavaが最も機能が多い。次のクォータにはPython3に対応する予定。Goはまだはっきり言えない。
— タツヤ (@stand_arrow) September 19, 2018
Q.Scalaやkotlinの対応予定はあるか?→A.ScalaはSpotifyが開発したライブラリを使えば可能。kotlinは予定にないが、お客様がkotlinを使い始めてるのでそのうちあるかも。 #GoogleNext18 #Dataflow
— タツヤ (@stand_arrow) September 19, 2018
https://t.co/WJFemjob37が有償化するが、このままjavaで開発を続けていいのか?→A.現状はGoogleがサポートするので問題ないが、将来は分からない。 #GoogleNext18
— タツヤ (@stand_arrow) September 19, 2018
Q.BQMLのモデルをGCSなどにエクスポートできるようにならないか?→A.エクスポートする方法はすでにある。詳細はブログにのってる。一度エクスポートすればPythonで使うことも可能。 #GoogleNext18 #BigQuery #gcpja
— タツヤ (@stand_arrow) September 19, 2018
Q.逆にモデルをBQMLにインポートはできるようにならないか?→A.はっきりとはしてないが、予定はしている。 #GoogleNext18 #BigQuery
— タツヤ (@stand_arrow) September 19, 2018
Q.今後、BQMLで対応する機械学習はないのか?→A.ランダムフォレストも対応する。今はアルファ版(?) #GoogleNext18 #BigQuery
— タツヤ (@stand_arrow) September 19, 2018
Q.中小企業向けにスロット数を下げた安価なプランがほしい。→A.お客様から要望があったが、それで遅くなったら使う理由がなくなるので対応する予定はない。 #GoogleNext18 #BigQuery #Dataflow
— タツヤ (@stand_arrow) September 19, 2018
Q.東京リージョンを使うときに、リージョン指定せずに使えるようにしてほしい。→A.先週リリースした。リリースノートにまだ書いてないw #GoogleNext18 #BigQuery
— タツヤ (@stand_arrow) September 19, 2018
Q.gio visとDataStudioを一つにする予定はないか?→A.ないが、Datastudioに似た機能が追加されていくかも。 #GoogleNext18 #BigQuery
— タツヤ (@stand_arrow) September 19, 2018
Q.TensolBord(スペル違うかも)みたいなUIをBigQueryに追加する予定はないか?→A.がんばってはいる(?)。ソフトウェアエンジニアが来日しているので、明日捕まえてリクエストするといいかも。 #GoogleNext18 #BigQuery
— タツヤ (@stand_arrow) September 19, 2018
Q.DataflowをプリエンティブVMで動かしたい要望がある。→A.言えることはないが、がんばってはいる。 #GoogleNext18 #Dataflow
— タツヤ (@stand_arrow) September 19, 2018
Q.with句を使って大きなテーブルを何度も参照している。課金は一度分の認識であっている?→A.合っている #GoogleNext18 #BigQuery
— タツヤ (@stand_arrow) September 19, 2018
Q.UDFをプロジェクトごとに保存できるようにしてほしい。→A.保存機能は取り組んでいる。まだ言えることはない。 #GoogleNext18 #BigQuery
— タツヤ (@stand_arrow) September 19, 2018
Q.ダブルバイト(日本語)でテーブル名、カラム名を作れるようにしてほしい。Datastudioでノンエンジニアのため。→A.初めて聞いた要望。Datastudioでリネームすればよい。 #GoogleNext18 #BigQuery
— タツヤ (@stand_arrow) September 19, 2018
Q.csvを取り込むときに、日付、日時フォーマットを指定できるオプションがほしい。→A.フェデレイテッドクエリを使う方法がある。ロード機能の強化をしているので、その中で対応するかもしれない。 #GoogleNext18 #BigQuery
— タツヤ (@stand_arrow) September 19, 2018
部屋には翻訳担当の方もいたのですが、英語で回答中に他の方は頷いたり、感嘆していたりして、みんな英語分かるのか…!?と英語の必要性を感じれたのもこのイベントに参加して良かったことかもしれません。
パネルディスカッションの様子。一番右の方がJordan Tigani。
この部屋は21時に終了したのですが、予定では21時30分だったので、予定より早く終わったのは残念でした。
最後に:
基本話を聴くだけでしたが、GoogleCloudのマネージャーを間近に観れたり、知的好奇心をくすぐられたりして楽しかったです。来年もあるなら行こうかなと思います。